Michael Schenker |
アルバム批評などについては他で語られることが多いのでギタースタイルやサウンドの変化、ギブソンフライングVの変遷などを語ってみようかと思います。なお、マイケル本人がいい加減なため憶測も多いですので、ご注意を。 |
ギブソン フライングVに飛びます。 |
西ドイツ出身、1955年1月10日生まれ、プロデビューは1972年兄ルドルフのバンドScorpionsの 「Lonesome
Crow」。 その後イギリスのバンドUFOがドイツツアーを行った際ギタリストが失踪だかパスポート紛失だかで出演できなくなり、マイケルが前座から引き続きUFOをヘルプした。このことがきっかけでマイケルの才能に惚れ込んだUFOから加入を要請され、兄に相談のうえ加入を承諾、渡英する。この時18歳であった。 UFOでは1973年から1978年まで在籍し、ブリティッシュハードロック史に残る数々の名作、名演を残す。英語が話せないこと、バンド内でのストレスにより幾度か失踪を繰り返していたが、1978年脱退。UFO脱退後はScorpions 「Love Drive」にゲスト参加。その後正式復帰を果たすがツアーとウリ・ロートのソロを再現することにストレスを感じ失踪、再度脱退となった。 1979年自身のプロジェクトを立ち上げるもUFO時代からのアルコール、ドラッグなどの問題から頓挫、結局ドイツのスペシャリストの治療を受け、1980年Michael Schenker Groupが稼動する。それまで実績のあったヨーロッパだけではなく、特に日本においては絶大な人気を誇った。1984年頃までは日本で最も人気のあったギタリストと言える。メンバーチェンジを繰り返しながら持ちこたえてきた活動も1984年以降停止空白の期間が過ぎ1986年Mcauly Schenker Groupとして復活。 その活動が1992年に終わりを告げて以降は、アンプラグド、再結成UFO、MSG、ソロと精力的な活動を続けている。 |
いかにもB級って感じ。でもひいき目かマイケルだけ違うような・・・ |
Scorpions (Lonsome Crow) 1972年 |
UFO初期,剥き身のメダリオンを持ってます |
UFO (Phenomenon / Foce It / No Heavy Petting) |
この時期カッコいいです |
立ってるだけでサマになります |
UFO (Lights Out / Obsessions / Strangers In The Night) 1977〜1979年 |
白黒Vとおそろいの衣装 |
なんかオセロみたいです。 |
Scorpions (Love Drive) 1979年 |
MSG初来日時! | まだビニジャンも綺麗です。 |
M.S.G (The Michael Schenker Group / MSG / One Night At Budokan) 1980〜1981年 |
ネックを見ない弾きまくりがいいんです。 |
女性フアンも多かったです。 |
|
アレ?オールバック? |
少し女性ファンが離れていった頃 |
|
結構評判の良い姿ですが、付け毛でした |
|
マダマダいけてます。 |
M.S.G (Save Yourself)1989年 |
RATTにゲスト参加しました。 |
M.S.G (M.S.G )1991年 |
少し仙人入り始め |
M.S.G (Nightmare The Acoustic MSG / Unplugged Live) 1992年 |
小汚いです。神ですよね? |
黒髪・・・なんかヤバそう・・・ |
UFO (Walk On Water / Convernant / Sharks) |
グラサンに 96って・・・ |
ヒゲはいりませんねやっぱり |
M.S.G (Written In The Sand) 1996年 |
渋いですね〜 |
・・・・ |
M.S.G (The Unforgiven / Be Aware Of Scorpions / Arachnophorbiac) 1999〜2003年 |
新手の手品師みたいです |
結構見られます? |
Solo (Adventures Of The Imagination / Dreams And Expressions / The Odd Trio) 2000年 |
誰ですか?あなた・・・ |
Schenker-Pattison Summit (The Endless Jam / The Endles Jam Continures ) 2004〜2005年 |
カッコよくなってきました。短パンやめてよかった。 |
M.S.G (Tales Of Rock'n Roll) 2006年 |
Michael Schenker's Gibson Flying-V |
UFO時代のLesPaulは珍しいのでは? |
Scorpions時代 メダリオンを発見したとき購入したもの |
Scorpionsに加入しギブソン レスポールを予約、受け取りに行った先でフライングVメダリオン#59を目にしルドルフに連絡、マイケルは迷わずレスポールを購入したがルドルフはステレオギターとローンでメダリオンを購入したと言う。 その後たまたまメダリオンを手にしたマイケルが気に入りレスポールと交換した。左はUFO時代のレスポールを手にしている珍しい写真だが、UFO加入後すぐはサブのFVがなかったと言うことでしょうか?あるいはポールチャップマンと遊びで交換したか? 右はScorpions時代のトレード前。 |
マイケルに渡る前のルドルフ曰くメダリオン#59 マイケルはレスポールです。72年頃 |
2007年4月にYou Tubeにアップされたものと同様でした。73年の'ART Indoor Festival' とのこと。塗装もメダルもとっちゃったんですね・・・ |
You Tubeのおかげで多少は謎も明らかになったかと・・・・ UFO加入すぐの時期にメダルはない。 と言うことはその後もう1本買って塗装剥いだのか? 最初のMedallionは兄貴に返したのか?まだまだ謎は多いですが・・・・ ちなみに同じくYou ToubeのThis Is My Song、Speedys Comingでは兄貴も新しいMedallionを持ってますね。 確か2本目は最悪なVだったと言ってましたがこれかな??? |
25th Anniversary Special Edition Strangers In The Night(DVD)より、これが上のMedallionと同じものかは謎になりました。 右のものとは多分同じでしょう。(Shannonさん画像借りました) |
74年頃、左と同じでしょうね。 |
Foce It 発表後 メダルを外し黒にリフィニッシュ ピックガードまで全て黒です。75年頃 |
白にリフィニッシュ トラスロッドカヴァーは黒です 78年頃 |
自分もファンも神格化された1本のMedallionを使い続けてきたんだと思いたいですけど、ちょっと難しいですかね? |
|||||
MSG初来日時 81年 |
MSG再来日時にヘッドポッキリ 83年 | EMG 81搭載時 マッコーリー87年頃 |
ダンカンカスタム搭載時 88年頃来日時 |
結局本人や兄貴の記憶が曖昧なので本当のところはわかりません・・・ |
ショートヴァイブローラ が付いたまま75年頃 |
左と同時期 75年頃 |
ストップテールピース に変更後 75年頃 |
Lights Out 77年頃 |
||
シカゴHammerで修理中 この時ツートンに 78年頃 |
Lioghts Outツアー時、67年型黒V使用 サブに白メダリオンが見えます |
UFO加入後に最初に購入したV、最初はヴァイブローラのアームバーのみ外していましたが、ストップテールピースに変更、その後黒にリフィニッシュした。 |
UFO Obsessions Tourの頃に使用、その後については不明。一部ではこの75Vが後の白黒ドットVになったのでは?と言う説がありますが、いくつかの点で疑問が残ります。個人的には違うと考えています。 |
ギブソンPAFゼブラ ストックのままでしょう |
ダンカンカスタム搭載 88年頃来日時 |
ヘッドまわりが酷く かなり弱っている状態 |
とうとうオークションに・・・ | MSGの初期からサブとしてスタンバイされ83年のBuilt To Destoryのジャケット撮影で破壊、修理されてマッコーリーからはメインに昇格。 79年の限定生産で希少価値も高い、当初はゼブラPAFだったが、ダンカン・カスタムを86年頃から搭載していた。 長年の愛用から、メインギターのイメージが一番強いのでは、しかし・・・ 03年離婚問題でオークション売却!左のケース付画像はそのときのもの・・・ |
84年のアメリカツアーの頃に使用が確認されたもの。その当時はストップテールピース仕様に変更されたものでしたが、86年マッコーリー
「パーフェクトタイミング」 の機材紹介時にSHIFT2001(KohさんThanks!)がセットされていて、アームを使わないシェンカーが・・・とファンがショックを受けたのでした。 その後はどこにあるのか不明。 購入は84年位でスーパーロック来日時にアメリカで2本Vを購入したと言っていて、1本は60年代、もう1本は綺麗なマルーンだったと答えていたことから、これと下のメダリオンだと思われる。 |
88年マッコーリーでの来日時にサブとしてセットされたもの、上の説明にあるアメリカで購入したメダリオンと思われます。 |
91年マッコーリーの3rd「MSG」のプロモーションから見るようになったもの。当時はパフォーマンス社製かと思われたが、純正のメタルペグだった映像もあり、本物の79Vと断定。大概練習用だったようですが、おそらくこれも03年にオークションで売却されたようです。 |
97年のストーリーライヴあたりからメインで見るようになった75V、現にライヴで聴きましたが旧メインのブロックVの方が良い音でした。当時のセットと相性が良くなかったようで、ワウが入れられた音なんかは特に酷かったです。これも03年にオークションで売却されたようです。 |
これはシェンカーの誕生日に日本のプロモーター社長から贈られたものだそうです。86年のマッコーリーのアイルランドでのウォームアップギグで客席に下りたら観客が奪い取り粉々になって消えて行ってしまったそうです。 |
94年の再結成UFOのリハーサル時に当時のギターテク、レオン氏所有のこのVを借りたところいたく気に入り借用していたもの。 年代は70年代後期と思われますが、正式には不明。PUにダンカン・ディストーションとギブソン・ダーティーフィンガーの2個1に改造したものをレオン氏が作っていたためそのまま使用していた。 1998年の中野サンプラザで演奏中いきなり叩きつけられ右の状態に・・・現在所有者のレオン氏もシェンカーのもとを離れたため、リペアされたかも不明。 |